ことの始まり

法衣の洗い方

よくお電話を頂き質問を頂くのですが

何故安いのか?大丈夫なのか?

という点をお尋ね頂きます。

この事業を始めた理由をここでご説明いたします。

私の住みます京都府宮津市は「日本三景天橋立」のある観光地です。
年間多くの観光客の方々に来ていただいておりますが

人口17,000人という住んでいる住民はとても少なく 年間400人ほどが他界されたり都会に出たりと減っているのが現状です。

そんな中私の稼業でありますクリーニングは基本地元の方がターゲットとなり
人口減と少子高齢化で厳しい状態となっております。
クリーニングだけではなく色んな企業もその点では同じです。

将来に不安を感じながらも事業をするしかなく営業しておりました。
そんな中お世話になってます会計士の先生が一度ここに行って見なさい!!
とお教えいただいたのが

福知山ドッコイセbiz

というところでした。
ここは自治体より出資を受け報酬をもらいながら近隣事業者の困った相談を無料で受けアドバイスをしていくところでした。

ここの所長様は自身三田市で蔵元を営む酒蔵の方です。
家業を継ごうと帰ってみたらつぶれかけていた・・・。
そこを色々なアイディアで蔵を復活させたという実績が買われ所長になったとお聞きしました。

そこに2018年秋に初めて行き色々と私の得意なところを引き出していただき、それに所長さんのアイディアを盛り込み
この「法衣クリーニング」を立ち上げることになりました。

所長さんは酒を売るのに酒問屋にFAX営業を行い危機を脱出したという経験で
私にもその手法をアドバイス頂きました。

私は元々地元で着物や法衣をクリーニングしておりましたので
そのスキルを使ってお寺様の法衣を洗おうということとなり
準備を進めてまいりました。

一番大事な料金につきましては
FAXを見られたお寺様が誰が見ても

これは安い!

という思いを持ってもらわなければならない!ということが前提で
実際のところクリーニングで洗いの時に法衣が吸うドライ溶剤がコストとなり
仕上げなどの手間賃はこの際値段に入れずに行こうとなりました。

やることはやって安いということを武器に展開しましたが
これも初めてのことでどんなことが起こるのかも分からず
とにかくやって見なければ何も始まらないということでスタートしております。

今後収支を見ながら料金見直しなどしていくことも視野に入れ
お寺様と私がどちらもWin Winとなるビジネスモデルに仕上げていきたいと思っております。

仕上げに関してはしつけもしませんし文庫紙に厚紙も敷きません。(夏物法衣に厚紙敷くようになりました冬物も考えます。)
文庫紙には包んでお送りはしております。

しみ抜きも料金頂くことなくできるだけのことをしております。
ほつれはアイロンでくっつく糸にて補修しております。
 負荷のかかる場所のほつれに関しまして 最近和裁のできる方と知り合いになりましたので料金はかかりますが可能となりました。
 

このような経緯で始めた法衣クリーニングでございます。
何卒ご理解の上ご利用くださいますれば幸いに存じます。

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